自分が初めてカーセキュリティを装着したのは20系ヴェルファイアでした。
雑誌でカーセキュリティの特集をしていて、興味を持ったのが始まりです。
自宅から近いお店を調べ数店舗の話を聞きに行きました。
値段はお店によって違いますし、かなり高額です。
アルミホイールとタイヤのセットを守る為に、同じ位か更に高いお金を払う事になります。
もちろんお手頃な商品やお店もありますが、お値段なりの事が多い様です。
そこで、自分で導入した際の導入方法や使用していた時のレビューを紹介します。
主なカーセキュリティの種類
ココセコム
車両にGPS付きの発信器を装着し車両の位置を特定する物です。
盗まれた時に効果を発揮するタイプです。悪戯には対応出来ません。
盗まれた車の場所の特定ができ、警備員に対応もして貰えるプランもあるそうです。
簡易取付けセキュリティ
シガライターから電源を取って充電した電池で作動したり、車両診断に使われるOBDⅡコネクターに繋いで作動する物です。
ユピテルから発売されているアギュラスと言う商品などです。
リモコンで動作し、モデルにより違いはありますが、車に加えられた振動に反応したり、電源を抜かれると反応したり、ジャッキアップされるなど車両が傾斜すると反応します。
動作開始すると本体のLEDが点灯し、周囲にアピールします。
セキュリティが反応すると、本体より警報音がなり威嚇すると共に、リモコンの受信範囲であれば、リモコンにも通知がきます。
動作は本格的なセキュリティに近いのですが、あくまでも簡易的な物です。
ダッシュボードに本体を設置するので、すぐに取り外されてしまう欠点があります。
ショップで取付けしてもらうセキュリティ
有名な所では、バイパーやクリフォードでしょうか。
アメリカ製のカーセキュリティです。
国産だとユピテルが製造している物がメインでしょうか。
作動音が独特で「キュッ」や「コッコッ」など映画でも聞かれます。
警報は、近くのうろつきから衝撃、傾斜や車内侵入も感知できたりします。
リモコンで作動させたり、純正キーレスに連動の作動も出来ます。
取り外されない様に工夫され、お店により特色があります。
欠点はお値段が1番高い所で、お店により仕上がりが違う所も難点でしょうか。
物理的なセキュリティ
ハンドルロックや車輪のロックです。
ハンドルを回せないので、盗みにくくなります。車輪も回転出来なければ動かす事が難しいでしょう。
その都度設置するのが面倒と言う所が欠点でしょうか。
ショップ取付けのカーセキュリティで出来る事
基本的にはセキュリティを作動させた後に以下の事をセンサーが感知すると警報を発します。
①車体に対する衝撃、振動②ドアの開放③トランクの開放④ボンネットの開放⑤イグニッションON
悪戯や盗難しようとするとだいたいどれかのセンサーが警報を発する形になります。
オプションセンサーとしては次の物が一般的です。
①車内を覗いたり、近くをうろつく②車内に侵入③車体が傾斜
万が一、基本のセンサーが反応しなくても室内に侵入された時に反応したり、静かにジャッキアップしてホイールなどの盗難に対応できたりします。
後は便利機能や周囲へのアピールオプションがあります。
①エンジンスターター②スキャナ(LEDが行ったり来たりしているあれです)③警報を発した時にサイレンでは無く喋らせる「私に触らないで下さい!セキュリティシステムが作動中です。」など喋ります。(まるでナイト○イダーのようです。)
後はセキュリティのリモコンでミニバンのスライドドアの開閉、パワーリアゲートの開閉が出来たりします。
モデルによりますが2WAYタイプのリモコンモデルはセキュリティ作動と解除、センサーに反応があった場合はリモコンの通信範囲内いると、連絡と言うか警報内容が通知されます。
もし通信範囲外にいた場合や、純正キーレスに連動タイプの場合はセキュリティ作動中にセンサーが反応した場合には、セキュリティ解除した時に普段と違う解除音で知らせてくれます。
ユピテルGrgoのおすすめポイント、気になったポイント
ユピテルは国産のセキュリティ製造メーカーで、レーダー探知機やドライブレコーダーなども作っているメーカーです。
カーセキュリティは現在はArgus(アルゴス)Grgo(ゴルゴ)Panthera(パンテーラ)の3種類ありパンテーラが上位機種です。
どちらも専門の取り扱い店のみで設置が可能で、カー用品店やネット通販では売っていません。(中古品はオークションで売っていたりします)
取り扱い店はユピテルのホームページで見る事ができます。
自分は予算の都合上、Grgoを取り付けました。
Grgoのおすすめポイント
センサーの誤作動が少ない
トリプルセンサーと言うセンサーがあり、衝撃と一緒に音圧(空気の振動)も感知しています。
車体が揺れても音圧を検知しないので、地震などの揺れには反応しません。
これは案外難しいようで、近くを車が走ったりして車体が揺れると反応して駐車場で発報しまくるセキュリティもあるようです。
もちろん車体にぶつかる等の衝撃は反応します。
リモコンで色々な設定が出来る
いちいちセキュリティ本体で設定をする事なく、リモコンで設定ができます。
感度の設定や警戒モードの選択、細い設定ができます。
センサーが敏感過ぎると感じたらすぐに感度を下げる事も可能です。
本体のダイヤルやセンサーのダイヤルで感度を調整するタイプのセキュリティもあるますが、結構面倒です。
駐車場所によって警報モードの切り替えが出来る
立体駐車場など揺れたり、動いたりする駐車場だとセキュリティの衝撃や傾斜センサーが反応して発報してしまう事が有ります。
そのような時にはスイッチセンサー(ドア、ボンネット、トランクの開閉のセンサー)のみを作動させるモード、夜間は車のサイレンは鳴らさずリモコンのみに警報を知らせるモードなどがあります。
駐車している状況により選ぶ事が出来るので、誤報も防げ便利です。
異常の際に対応して貰える
これは取り付けしたショップによるのかも知れませんが、急な故障によるサイレン鳴りっぱなしなど(一度もありませんでしたが)、夜間でも対応方法を教えてくれたり、アフターフォローは万全でした。
設置場所など分からない
これもお店の腕前によるのかも知れませんが、配線やスピーカーの設置場所など全く分かりませんでした。
セキュリティ設置後に自分で他の部品付けるためにダッシュボードなど内装を分解した事が有りましたが、何処に本体やセンサーが付いているか分かりませんでした。
配線も純正と同化するように作業されていました。
ボンネットセンサー自体は分かるのですが、その配線が途中から追えなくなる位ステルス化されていました。
カーセキュリティは発見され、撤去されたり電源喪失したらただの箱になってしまうので、そこは重要です。
Grgoの気になるポイント
お値段が高い
エンジンスターターとスキャナーのオプションを付けて20万円を超えてきます。
お店によってはもう少し安い所もあるかと思いますが、全般的にそれくらいかかります。
エンジンスターター無しだと10万円前半から付けれると思います。
車や部品を取られる事を考えれば安いのかも知れませんが、高額には違いないと思います。
誤作動が全くない訳では無い
ほぼ無いのですが、打ち上げ花火会場の近くに車を置いておくと、低音の衝撃と音圧が作用して、警告(本格的な警報の手前)が鳴ったりしました。
海辺の駐車場で台風直撃した際は、暴風雨の音と風による揺れによりやはり警告が鳴っていました。
何も無いとは思いつつ、心配にはなったものです。
まとめ
世の中物騒になり、車上荒らしや盗難もそれなりにある様です。
そんな時の備えに設置して置くと安心は出来ます。
買い物の最中に当て逃げなどにも警報を発し、リモコンに知らせてくれるので気兼ねなく買い物も出来ると思います。
ただ、盗難や車上荒らしを完全に防げる物では有りません。
窃盗犯がスキャナを見て「セキュリティ付いてるから他の車にしよう」と思ったり、警報音を聞いて逃げるなどがメインの役割な気がします。
プロに狙われたら、どんな対策もあまり意味がないとも言われていますし。。。
しかし、セキュリティが付いていると、付いていない車より面倒なのは間違い無いので、狙われにくくなります。
自分はエンジンスターターを付ける際に「どんな物なんだろう」と言う感じで導入しましたが、やはり付いていると安心感は有りました。
最後に1番重要な事ですが、セキュリティを付けて実際に鳴ったとしてもいきなり車まで確認に行くのはやめた方が賢明です。
遠くで様子を伺い、異常がある様なら警察を呼ぶなどした方が良いでしょう。
犯人と鉢合わせして怪我をしたり、もっとひどい事になったら悔やんでも悔みきれません。
では、また。
コメント