やって来ました、トヨタ店。
トヨタ自動車販売チャンネルでメインと言っても過言では無い販売店です。
今まで入った事はありませんでしたが、微妙に緊張しました。
取扱車種は「いつかはクラウン」(若い方は知らないですかね。。。)や陸の王者「ランドクルーザー」、当時はまだ天才タマゴ「エスティマ」(これも若い人は知りませんよね。。。)もあって、トヨタの主力車種が多く販売しています。
ランドクルーザープラドを買った理由
とある年末、オデッセイを半年点検に出しました。
遠出する予定があり、オイル交換しておきたかったので、年内営業最終日に点検をお願いしました。
ついでに、オデッセイの持病のような症状で、車内からスライドドアを開けるノブの操作が凄く硬いと言うのも見てもらうようお願いしました。
無事に点検から帰ってきたオデッセイで、お正月に家族旅行に出かけました。
旅行から帰ってきてから洗車をしました。
その時にスライドドアの後部のフチの部分に違和感を感じました。
塗装が欠けていました。
それだけなら「子供が後ろを気にせず開けたのかな?チックショー」
「タッチペンを買って塗ろう!ガッデム!」で済んだのですが、何故かすでにタッチペンが塗られています。。。
もちろん気付いたばかりで、自分でタッチペンなど塗っていません。
場所的にもスライドドアを開けた状態じゃ無いと傷が入らない場所です。
よく見るとフェンダーもエクボになっています。
その辺に駐車している時に、誰かが傷を付けてしまい
「あ、やっちゃったタッチペン塗っとかないと」
なんて事あるはずもありません。。。
そこである疑惑が頭をよぎりました。
「点検の時に何かあったなこれ。。。」
早速営業の方に連絡し、事情を説明して状況的に点検の時に何かあったとしか思えない旨を伝えました。
暫くすると折り返し連絡が来て
「点検入庫の時点で傷が付いていた。さみさんがとても大事に乗っているのでかわいそうになってタッチペンで補修してしまった」
との事。
いやいや、補修する前に連絡してくるでしょう。黙って補修して今回みたいに気付かれたら、疑われるじゃ無いですか。
しかも他の部分にも傷があったのですが、そこはタッチペンは塗られていません。
正直、スライドドアの点検の時に何か挟んだり、開けた時にぶつけたのでは無いかと思いました。
その後すぐに営業の人が飛んできました。
そして同じ事を言われました。
確かに自分は車を大切に乗る方です。洗車をまめにして傷を見つけては凹むタイプです。
だからこそ、勝手にタッチペンを塗ったと言う、言い訳に納得できませんでした。(言い訳では無いのかもしません)
昔、車関係の仕事をしていた頃の同僚だった人に相談しました。
「確証はないけど限りなく怪しいよね」と言われました。
そんな時雪が降りました。15センチくらいでしょうか。
オデッセイ(FF)が我が家にやって来てから何回目の雪かは忘れましたが、初めて庭から出れませんでした。。。
奥様のN-BOX(4WD)で送ってもらう道中、あんなに大好きだったオデッセイから「スー」と気持ちが離れていくのを感じました。
その日から毎日どんより生活する自分を見かねた奥様が
「you!乗り換えちゃいなよ!」
そして時代が動き始めました。(オーバー)
ランドクルーザープラドと比較検討した車
雪道の事もあり、次は4WD尚且つSUVにしようと決めました。
動力として、ハイブリットかクリーンディーゼルが良いと考え探し始めました。
そこで自分の中の候補車は、ハリアー、プラド、CX-8の3台になりました。
まずはマツダCX-8
マツダのSUVと言えばCX-5が販売好調でかなり見かけました。
クリーンディーゼルもあります。が、評価は別れる所で、故障も多いと書き込みも有りました。
ただ、売れていると言う事は良い車なのかなと思っていた所にCX-8が発売。7人乗れるSUVと評判になっていました。
しかし、自分の通勤が短距離な事、マツダのスカイアクティブDは短距離には不向きとのネット情報から現車確認や試乗する事も無く候補から外してしまいました。
続いてハリアー
オシャレな内外装、広い後部座席、ファミリー使用にも全然有りだと感じました。
ただ、次の車ではハイブリットかクリーンディーゼルのどちらかにしようと考えていたので、ハイブリットで検討し始めました。
予算的に厳しい事に気付きました。300万円後半からの展開で、グレードや欲しい装備を考えると総額500円近く行ってしまします。
しかもハイブリットの4WDシステムは、ハリアーに限らずですが通常の4WDシステムと違い後輪をエンジンの動力で動かしません。
後輪はモーターにて動かしています。
モーターは特性上「じんわり」と動かすのが難しいそうです。
なので雪道の発進などはスリップしやすく、あまり4WDとしての効果が出ないそうです。
今回は4WDにもこだわりたかったので、候補より外しました。
最後にプラド見に行きました
そしてランドクルーザープラドです。
昔からランドクルーザーには憧れがあり、大きい車体、ゆとりの大排気量エンジン、地球滅亡の日まで走っている車。
そんな最強なSUVですが、予算も最強です!
車両本体価格1番お安くて480万円(しかも5人乗り)1番お高くて690万円。。。無理でございます。
そこで地球滅亡の日の前日まで走っている車(プラド)を見に行きました。
実際に見てみると「でかい」の一言でした。
ミニバンを乗り継ぎ、大きい車に慣れ親しんでいる自分でもそう感じました。
実際のサイズはヴェルファイアと変わりません、むしろ全長はプラドのが短いですが、迫力が違います。
よじ登って運転席に座ると、見下ろす感じのドライビングポジションのせいか、守られている感が漂います。
基本設計が古く、最新感はありませんが落ち着く感じの室内でした。
いつもと違い、今回は元同僚より店長さんを紹介していただきました。
なので話も色々な意味で早く、数回の商談のち判子を押しました。
プラドのおすすめポイント
プラドに乗ってみておすすめのポイントを紹介します。
1.圧倒的な存在感
街で見かけてもひと目で「プラド」とわかる外観です。
好き嫌いが分かれる所ですが、高い車高、大きいタイヤ、張り出しの強いフロントマスクなど所有感を満たしてくれる車でしょう。
何処に乗って行っても様になると思います。
2.機関系の信頼性
世界中で走っていて、何処でも故障が少ないと言う評判になる程の信頼性です。
基本的に日本車は故障が少ないと世界では評判のようですが、ランドクルーザーとプラドは群を抜いて機関系の故障が少ないそうです。
砂漠などスタックしたり故障したりすれば命に関わる所での使用も考えられているのもあり、その様な作りになるのでしょう。
自分はそこまで長期間保有した訳では無いですが、中古車や街で走っている歴代のプラドなどを見れば中々の古さの車がそれなりの台数走っています。
基本、海外に連れて行かれてしまう車種なので、国内で走っているプラドの何倍ものプラドが海外で走っているのでしょう。
ちなみに寒冷地仕様を購入すると、バッテリーが2個付いてきたり他の車には無いこだわりポイントを見る事ができます。
3.車高が高い事により運転しやすい
見晴らしサイコーです。
しかも見切りも良いので、大きいボディの割に車両感覚も掴みやすいです。
少しの段差も気にせず走れるもの嬉しいポイントです。
4.どんな状況でも安心して走れる
元々オフロードを走るように作られている車ですので、日常使用する様な状況では、何も心配なく走る事が出来ます。
スキー場へ向かう途中の雪道やキャンプ場へ続くぬかるんだ道、突然の大雨で冠水し始めた道なども安心して走れます。
そう言う所が今流行の都会派SUVとは一味違う感じです。
5.思いの外小回りが効く
大きいボディの見た目とハンドルの回転に対してのタイヤの切れ方の感じから、小回りは効かない気がします。
初めての試乗の時に駐車場から出そうとして、曲がり切れないと思い一度バックして切り返そうと思った瞬間に店長さんに
「そのまま曲がれますよ、案外小回り効きますから」
と言われハンドルを切って行くと、その通り曲がり切れたので驚いた記憶があります。
6.リセールバリューが良い
これは1番のおすすめポイントでしょう。
「いやいや、乗り潰すからリセールバリューなんて関係ない。」
と言う人もいるでしょうが、10年乗ってもきちんと値段が付く車です。
理由は海外での需要があるからです。
一般的に車を下取りや買取に出すと、中古車販売部門やオートオークションに出品され次の使用者に販売されます。
そうなると国内での販売価格の相場により下取り価格や買取価格が決まります。
日本では昔から「10年10万キロ」が廃車の基準と言うか、車の価値の根本にあるので基本的に古い車の価値が0になる事も珍しくありません。(一部旧車などマニアの方に人気の出る車種もありますが)
しかし、一部の車種は海外での人気が高い物もあり、海外に中古車として輸出されます。
外国の方は車の古さや走行距離を気にしない方が多く、「10年10万キロ」などまだまだこれからと言う感じなのでしょう。
なので信頼性の高い日本車は古くても海外で人気なのです。
プラドはその中でも人気のある車種なので、リセールバリューは良いです。
ですから一度購入すれば10年乗っても、何かの事情(私の様に。。。)で短期にて手放す事になっても、それなりにお値段が付く安心の一台です。
プラドの気になるポイント
次はプラドに乗ってみて感じた気になるポイントです。
乗り降り大変
車高が高いので仕方ないのですが、よじ登る感じで乗り込みます。
ステップもあるのですが、後部座席の乗る時は少し幅が小さいと感じました。
ドアもそれなりに開かないと乗り込めませんので、狭い駐車場では注意が必要です。
小さなお子さんは抱っこして乗せてあげる方が間違い無いと思います。
基本設計が古い
マイナーチェンジを繰り返しているので、外装はLEDもそれなりに使われていてお洒落です。
内装もメーターやインパネ周りも今時の部品に交換され、安全装備も付いています。
しかし細かいところをみるとやはり10年前のトヨタの車です。
古臭さを感じる時があります。
5人乗りの2列目シート
これが結構使い勝手が良くないです。
7人乗りだと2列目席が前後にスライドして足元を広くしたり出来ます。
5人乗りはそれが出来ません。
足元も狭く無いのですが、広く出来れば使い方に幅が広がります。
足元に荷物など乗せれる様に出来るので、7人乗りに付いているのだから5人乗りにも付けてくれたらよかったのに。。。
後、収納も出来るのですが、座面を前方に起こし、その部分に背もたれを倒すと言う収納方法でかなりのやりにくさです。
7人乗りの3列目狭い
狭いと言うか大人は乗れないです。
子供であれば大丈夫ですが足元スペースはほぼ無いです。
2列目を前に出せば何とかなるかも知れません。
ミニバンでは無いのでその部分に文句を言ってはいけない気もしますが。。。
揺れて酔いやすい
車高が高く、足回りが悪路を走れる様に良く動く車です。
発進する時や減速する時、カーブを曲がる時にロールが大きい車です。
乗り心地は良いのですが、全般的に揺れが大きいので車酔いしやすい車です。
まとめ
開発担当の方が地球滅亡の前日まで走っていられる様に設計した車です。
とにかく頑丈で安心感の塊の様な車です。
オフロードに遊びに行ったり、家族でスキーやキャンプなどアウトドアにぴったりの一台です。
ラダーフレーム構造という現在ではほとんど採用されない構造のボディ構造を採用している貴重な一台です。
その恩恵でタイヤで起きている事がダイレクトにキャビンに伝わり難く、段差を乗り越えても遠くで起きた出来事みたいに不思議な感覚で乗る事が出来ます。
長距離移動も疲れない、眠気を誘うゆったりとした乗り味でした。
ディーゼルエンジンは車内にそこまで音も入って来なかったですし、トルクが豊富で重い車体をグイグイ加速させてくれました。
新型が発売されたらまた買ってしまうでしょう。(多分予算的に買えない所へ行ってしまうでしょうが)
街中で結構見かけますが、売れるのも納得の一台だと思います。
ではまた。
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